どうも、津島です。
まずは日頃、応援してくださる皆様ありがとうございます。
様々な形での応援のお気持ちをありがたく受け取っています。
お陰様で元気が出ました。
体はまだ追いつきませんが、またコツコツと制作に励んでまいります。
【市警本部:特別捜査ユニット】新米刑事エド(CV:葉山九五)、グレイ警視(CV:武田直人)、レト刑事(CV:丸山徹)
Loose Lips(SIDE:foggy_dawn)キャラクター一覧
【ゲーム制作】サブと呼ばないで!ゲームの登場人物の役割
私がこれまでに作ってきた物語やゲームは、登場人物が複雑に絡み合うものが多く、それぞれのキャラクターにはっきりとした役割があります。
まずゲームのシナリオを書く時、キャラクターは存在しない場合がほとんどです。
- 部屋に閉じ込められる
- 鍵を見つける
- ドアを開けて脱出
こういうプロットから、次のような肉付けを行います。
- 部屋に閉じ込められる(主人公がAに誘拐された)
- 鍵をみつける(鍵はガラスケースの中にあって簡単には取れない)
- ドアを開けて脱出(ドアの先にAがいて、行動によってエンド分岐)
こんなふうにシナリオを書いていきます。
ここでようやく「主人公」と「A」が登場し、キャラクターを設定していきます。
つまり、役割が先でキャラクターは後。
こういう作り方をすると、行動(結果)が先にあるのでキャラクターに説得力が生まれやすい、と思っています。
主人公は「誘拐された人」と言う結果があるので、キャラクターを「小さな子ども」と仮定した場合、こんなドラマが生まれます。
小さな子どもの場合
・親が大富豪だったのかな?
・誘拐犯は小児性愛者なのかな?
・両親が離婚し、どちらかの親に誘拐されたのかな?
もし、主人公を「屈強な男」にした場合でも、また別のドラマが生まれます。
屈強な男の場合
・薬で眠らされて誘拐されたのかな?
・自分よりも更に屈強な何者かに誘拐されたのかな?
・魔法使いが惚れて、魔法を使って誘拐したのかな?
主人公(誘拐された人)の設定が決まると、A(誘拐した人)のキャラクターも自ずと作られてきます。
ここに更に「主人公を助ける」と言う役割を追加したいと思います。
誰が助けてくれるのかと言うことを考えます。(人じゃなくてもいいけど、今回は登場人物に絞った話なので)
・もう一人、誘拐された人がいる
・部屋に人語を喋るオウムがいる
・スマホから声だけが聞こえる
こうしてキャラクターがどんどん増えていくことになります。
と言うように、物語に欠かせない登場人物ができあがると、あとはシステムとシナリオ、キャラを結びつけていく。
それが完成すると、自分が作りたいゲームの方向性が完成すると思います。
多くのゲームを作っていると、こういった作業が年々より緻密になっていってる気がします。何よりもこの結びつけていく作業が気に入っています。非常に好きです。
サブキャラクターなんていない!
主人公と言う物語の中心キャラクターがいると、それ以外のキャラクターはプレイアブルキャラでない限り「サブキャラクター」となります。
でも、役割があり、エピソードを描くには必要不可欠なので、どのキャラクターも重要です。
と言う話はここまでしてきましたが、それだけじゃなくて気持ちとしても「サブキャラクター」とは、決して呼べないと思っています。
どのキャラクターも頭を捻って考えて作った自分の分身のようなところがあるのでとても気に入っています。
『迷☆探偵の助手』も『キキミミ!!』もこのように、キャラクター達がシナリオ的に重大な役割をもっているゲームです。
コンテストで優秀賞をいただいた『SALVATION 月影に灯る光』と言うゲームは、この辺りが上手いと評価していただいたゲームです。
ありがたいことに商業ゲームと比較して感想を述べてくださる方もいて、ちょっと古い作品で荒削りではありますが、おすすめできるゲームだと思っています。
無料で遊べるので気軽にプレイしてみてください!