【Vシリーズ】グレイ刑事部長+FANBOXで4コマ漫画を公開

スポンサーリンク

今朝の地震で東海、関西全域が揺れに揺れましたね。
大阪地震を思い出しました。
しかし備えあれば憂いなし。
備蓄品の準備や点検を忘れずにしましょう!

さて、今日は体調が絶不調ですがちまちま作っているVRoidを公開。

人気記事

顔の作り込みが難しかった!アーサー・グレイ!

壮年期の男性キャラクターと言うことで、彫りの深さやシワなどを書き込んだり、パラメーターの調整に難儀した。

髪の毛はおもいのほか、すんなりと決まりました。
グレイのグレイヘアー(笑)
ダジャレかな?

不気味さはうまく表現できたんじゃないかと思います。
いやらしい目つきなんだけど、どこか雅で。
私の描くグレイよりは柔和というか、温厚そうな顔に。

あの名場面を再現。
…名場面かな?

こうして再現をしたり、漫画風イラストを作ると楽しいですね。
自分で描くことは難しいの3Dモデルがあると、表現の幅が広がるなぁと思います。

FANBOXで公開!

FANBOXでは本編外のこういうものを更新していきたい。
これで漫画を作れるようになったのでコメディ〜軽いBLまで制作できるんじゃないかな。

30日映画チャレンジ

DAY19 (お気に入りの監督の映画)

コーエン兄弟の映画が好きです。
その中でもこの映画は表現力がめちゃくちゃ好き。

『ノーカントリー』

舞台は80年代のテキサス州。
西部の名残が残る荒くれ者の街。
ならず者、無法者が麻薬を巡って争う街。

麻薬には大金がつきもので、たまたま大金を手に入れた男・モスと追いかける謎の殺し屋、それを追う保安官。
三つ巴の争いです。

これだけでワクワクしてくる設定ですが、この映画は単なる西部劇やバイオレンス映画と言うわけじゃない。

スリラー映画です。
追われる恐怖と理解できないものを追う恐怖。
とにかく殺し屋のシガーが不気味でめちゃくちゃ怖い。

まず武器が足のつかない改家畜銃ピストル。
弾を使わないので証拠が残りにくい。
シュッとガスで空気を圧縮して、それで殺す。
一瞬ですよ。

このシガーは簡単に次々殺していく。
初っ端から保安官を絞め殺すのですが力がエグい。
えげつない、殺しのプロ。
しかも必ず殺す殺し屋。

また出で立ちも不気味と言うか怖い。
絶対に近づいちゃいけない男の風貌。
タッパはあるし、ガタイはいいし、でも黒髪のボブヘア。
表情もない。

なによりも倫理観や道徳観、殺しの流儀が独特で誰にも理解できない。
そのカオスっぷりがシガーと言う謎の殺し屋の怖さを際立てています。

だけどこの映画の素晴らしい所と言うのが、ほぼ音楽を使っていないところ。
場面を盛り上げるBGMを使わず、環境音だけ。

同監督が撮ったファーゴも大好きな映画ですが、自然の持つ美しさが人間の汚さを際立てる、そんな映像を撮る監督たちだと思っています。

そしてセリフもそう多くない。
画のもつ魅力、キャラクター、ドラマの流れで感じ取っていく映画です。

でもこの映画の言いたいことや、表現したいことは確実に伝わってくるし、印象的なシーンも多く、好きな映画となりました。

三つ巴と書きましたが、この三人が出会うことがなくニアミスだけで話が進んでいく。これは非常に緊張感もあり、面白かった。

どこがいいかって、人を次々に殺していくシガーですら交通事故は避けられず怪我をする。

不運は誰にでも平等に降りかかり、死は誰にでも必ず襲いくるもの。

大金を手にした男にも、理解することのできない殺し屋にも、老いていく保安官にも、アメリカと言う国にも。

哀愁漂う映画の終わりは、正義が勝つだとか悪が支配するとか、そう言ったものはありません。
争いすら描かれることなく、侵食するように人が殺され、淡々と進んでいく。

でも、だからこそ浮き彫りになる恐怖。
理解できないものを目の当たりにした時、人は敗北を覚え、立ち去る。
そこに抗って争っても何も生まれない。屍になりたくないのなら、銃は抜かず、逃げればいい。

保安官は迫りくる新しい時代の幕開けに銃とバッジを置くと馬に乗って立ち去った。

何を表現するのか、何を表現しないのか。
この映画の脚本にはこの「何もない表現」がとてもあったいた。

華美に飾り立てるだけが表現じゃないんだと。
Loose Lips(SIDE:foggy)も後半にいくにつれて、最低限の演出にとどめました。
この映画の影響です。

タイトルとURLをコピーしました